
【ムン山(韓国北西部)=福島恭二】韓国と北朝鮮を結ぶ南北縦断鉄道、京義線と東海線で17日午前、軍事境界線を越える列車の試運転が始まった。(ムン山の「ムン」はサンズイに「文」)
南北間の列車往来は、朝鮮戦争中(1950~53年)の51年6月以来約56年ぶり。
試運転はこの日一往復で終わる。韓国政府は、南北分断によって途絶した縦断鉄道を民族和解の象徴として再運行させ、人的、経済的交流の拡大につなげたい意向だ。しかし、北朝鮮の核問題が進展しない中、南北関係だけが進展することに国際社会から警戒の声が強まっている上、北朝鮮も韓国からの経済支援取り付けという実利目当ての側面が強く、韓国が望む鉄道の定期運行実現は難しい状況だ。
試運転は、朝鮮半島西部の京義線=韓国・ムン山―北朝鮮・開城(ケソン)=27・3キロ・メートル、東部の東海線=韓国・猪津(チェジン)―北朝鮮・金剛山青年=25・5キロ・メートルで行われた。京義線は韓国側から、東海線は北朝鮮側から発車し、両線合わせて韓国側は200人、北朝鮮側は100人が乗車した。
京義線のムン山駅では記念式典が行われ、列車は午前11時30分、開城に向けて出発。南北閣僚級会談の韓国首席代表を務める李在禎(イ・ジェジョン)統一相は「試運転は、途切れた民族の血脈を連結するという意味が込められている」とあいさつした。
(2007年5月17日14時5分 読売新聞)
何日前か、韓国と北朝鮮を結ぶ南北縦断鉄道の試運転が始まったという記事をニュースで見た。聞いた時何かすごく嬉しかった。最近韓国と北朝鮮の関係がよく進んでいないような気がしたので、このニュースはとても懐かしいニュース。
でも、一つ惜しいことがある。それは各国の雰囲気差。韓国はとても大きな開通式が行われた反面、北朝鮮はとても静かな開通式が行われた。残念ながら、56年ぶりに鉄道往来に対する国民の反応も違うみたい。韓国の方だけこのことについて喜んでいる。何か寂しい感じ。
でもこのように、少しずつ進んでいけばいつかいい結果が来ると思う。60年の傷はすぐ治るほど、簡単なものではないから。
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